幼少期から、スイス・イギリスでの暮らしが長いというアーティストのアトリエが完成しました。

栃木県内の山の麓に、ひっそりと佇むインパクトのある外観。オーナーである伊藤さんにお話をお聞きしました。

出会い

東京の建築家と話を進めていましたが、どうもしっくり来なくて・・・・。
そんな時に、施工会社として紹介されたのが豊崎さんでした。アトリエなので、とにかく広くてシンプルで、何もない空間を作りたかったんです。２０代の頃から、アトリエを持つのが夢で、こだわりたいところがたくさんありました。
しかも、豊崎さんと出会った頃は、まだイギリスに住んでいたこともあって、打ち合わせの時間が限られていたのです。
そういった、時間の制約やこだわりを理解してもらえたので、お願いしようと決めました。

もちろん、アトリエとしての使い勝手にも満足してます。作品の多くは、造形、彫刻で粘土などをよく使うので、ストレスを感じないで道具の手入れができるように、大きな洗い場は特注で作ってもらいました。それに、床は水洗いができます。よく使う道具は壁かけにしました。

もうひとつのこだわりは、「窓の位置」です。作品を展示するために、壁がないと飾れないのでほとんどの窓は高い位置につけました。

自然が豊かで景色が気に入った場所なので、一ヶ所だけは大きな窓にして、景色を楽しめるようにしています。

−自然に囲まれた環境に影響をうけて作った作品たち

−トレイは天井も壁も違う柄

−階段下はフルに使えるように